看護師の夜勤準夜勤

病院勤務の看護師の勤務形態には主として3交替制と2交替制があります。

基本的に、3交替制は1日24時間を日勤・準夜勤・深夜勤の3つの時間帯で分けた もの、2交替制は日勤・夜勤の2つの時間帯で分けたものになります。そして、それぞれ の始まりと終りには、必ず申し送りの時間が設けられています。

ある病院を例にとると、3交替制の場合、日勤は8:00~16:45・準夜勤は16:00~ 0:45、深夜勤は0:00~8:45となっていて、45分は重なる部分があります。ここで患 者さんの状態や注意点などを次の人に引き継ぐのです。この申し送りの時間は最低15 分は設けられているのが普通です。

なお、夜勤の形態には、夕方から翌朝までの当直というものもあります。

2交替制に対する不安

2交替制の場合、夜勤が12時間以上に及び、長時間の深夜勤務による疲れが問題と なります。また、夜勤にあたる看護師の数は98年の夜勤実態調査では1割近くが1人体 制で、夜勤時の対応不足など、大きな問題を抱えています。

3交替制で勤務している看護師は全体の54.1%、2交替・変則2交替制勤務は 18.O%(社団法人日本看護協会「2001年看護職員実態調査」)と、圧倒的に3交替制の 方が多くを占めています。しかし、93年の割合と比べると3交替制は減少し、2交替制 が増加していることがわかります。

2交替制にもまったくメリットがないわけではありません。 担当の看護師がめまぐるしく替わる3交替に比べて、患者さんに安心感を与えることが できたり、働く当人にとっても次の勤務までのインターバルが長く、休みの予定が立てやすいといった声も聞かれます。

この2交替制か3交替制かという問題は、病院の規模やそこで働く看護師の数によっても左右され、大変複雑な問題です。

多様化する勤務体系

そこで、人手の必要な時間に層を厚くし、 看護師一人ひとりの負担を軽くするために、 いろいろなシフトも試されているようです。

例 えば、2交替制や3交替制でも、時間を均等 割りせず、日勤の時間を長く、夜勤・深夜勤 を短くしている病院や、いっせいに交替する のをやめ交替時刻を少しずつずらすことで、 できるだけ多くの人員を配置できるようにして いる病院も出てきています。

変則勤務に慣れること

新人看護師の第1ハードルは、この変則的な勤 務形態に慣れることです。日勤を終えた後、そ の日の深夜に再び業務につくというパターンも3 交替制では当たり前のことです。

深夜勤では、ほとんど仮眠が取れないため、 先輩看護師たちは勤務前のわずかな時間に仮眠 を取り、深夜勤に備えるのですが、起きるのに 一苦労するようです。「どうしても時間通りに起き られず、2時間近く遅刻したことがあった」という 苦い経験をした新人看護師も・・・。

また、深夜業務中に襲ってくる睡魔との闘いも 最初はつらいようです。しかし、半年~1年もす れば3交替制に慣れ、深夜勤明けはたいてい休 みになるので、その時間をうまく使いたいと考える 先輩看護師も多いようです。そのまま買い物や映 画に行ったり、美容院やサウナ、温泉に出かけた りする人もいます。

以前より夜勤回数は減っているものの、3交替制 では準夜勤・深夜勤を合わせて月7~8回の夜勤 を覚悟する必要があります。

看護のお仕事

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